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グーグル中国 [生活]

 Googleが中国からのサイバー攻撃と中国当局による検索情報の検閲を理由に、同国からの撤退を検討しているというニュースが先週届いた。共産党の一党支配による中国が、世界と無制限につながるインターネットにおける情報規制を行っているであろうことはだれでも察しがつく。確かにかの国にとって検索サービスは、情報規制の対象として重要だ。「天安門事件」「チベット」などでヒットした記事を読まれることを嫌う人物はいまだに多いだろう。その点ではWikipediaなども検閲の対象になっているに違いない。
 中国では、環境汚染が野放図な事態になっていることのほうも気になる。この国の河川やため池、土壌の汚染は相当深刻だと、以前日経BPに掲載されたある研究者の記事で読んだ。特に、浄化装置の普及が進んでおらず、生活排水などで汚れたため池の水を野菜の栽培に用いている点は、この国の農作物を輸入している日本にとって人ごとではない。急激な発展途上であるうえは経済が優先され、以前あった日本の公害問題と同様のことが起きるだろう。水俣病でさえ、原因が工場排水であると認定されるまでにはかなりの時間と犠牲を要した。私は報道規制の強い中国では、公害問題が表面化するのはかなり難しいと見ている。もっとも、あれだけの広さをもつ国土だ。国家が農薬や環境汚染、あるいは賄賂にまで目を光らせたとしても、全土をカバーするのはどだい無理なのかもしれない。これからの中国の進路は、そういった、国家の手の届かない部分がよかれあしかれポイントになってくるはずだ。
 なんでも中国のせいにするつもりはない。しかし最近「体調不良」の人が増えているのは、食品と無縁ではないように思える。社会的なストレスが要因であることは確かだが、下痢が続くときなどは、食べ物に問題があるのではないかと推測してしまう。国内で販売されている食品や弁当、外食の食材には相当な数の中国産品が含まれているのは明らかだ。空から降ってくる黄砂は防げないにしても、食品はある程度自分で選択できる。値段が多少高くても、国産を選ぶ方がまだリスクは少ないのではないだろうか。できることなら、こちらこそ「検閲」したいくらいだ。
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