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エコポイント対象製品 [ハードウェア]

 家族用に、26インチの液晶テレビを購入した。同機と入れ替えに、それまで10年ほど使っていたブラウン管テレビは、配送業者に「家電リサイクル対象品」として引き取ってもらう(引き取り料金5,775円)。実はブラウン管テレビはまだ使えたのだが、ケーブルテレビ経由で地上デジタルが見られるようになったのを機に、買い換えを実行した。
 液晶テレビの価格は5万1,192円(2年前に購入した同サイズの製品のおよそ半額)。Amazonで買い、購入後に製品紹介のページをあらためて見ると、【エコポイント対象製品】と記載されていた。エコポイント対象製品が何なのかよくわからなかったため、この表記に関する説明ページを開いて読む。それによれば、対象製品を購入した場合「さまざまな商品、サービスと交換可能なポイント(エコポイント)が付与される」と書いてある。さらにそこから環境省・経済産業省・総務省による「グリーン家電普及促進事業」のWebページに飛び、液晶テレビの型番や製造番号、「家電リサイクル排出者控え」の番号などを入力すると、購入商品のエコポイント1万2,000点、リサイクルのエコポイント3,000点=合計1万5,000点、と算出された。引き取り料金込みで5万6,967円の場合でも、1万5,000円相当のポイントが受け取れるらしい。申請先はグリーン家電エコポイント事務局。
 要するにそれは「エコ」に協力した報酬であり、ハイブリッドカーを購入した際のエコカー補助金や減税のようなものだ。グリーン家電普及促進事業のWebページにはエコポイント制度の目的として、「地球温暖化対策、経済の活性化及び地上デジタル対応テレビの普及を図るため」と記載されている。地上デジタルへの切り替えを促進させたい思惑もかなり絡んでいるようだ。霞ヶ関の面々はこんなところで気前のいい施策を行っていた。ちなみに、46インチ以上の液晶テレビにはエコポイント3万6,000ポイントがつく。そんな大型テレビが「エコ」なのかははなはだ疑問だが。
 それにしても、店頭で説明を受けた場合を別にして、エコポイント対象製品を知らない人は多いのではなかろうか。購入した液晶テレビには、エコポイント対象製品という表示も、申し込みに関する説明書も付いていなかった。
 書類による申請を行えば、ポイント相当の商品などが受け取れる。ポイントの交換商品やサービスは、食料品から商品券、インクカートリッジ、充電池、地デジアンテナ工事までさまざま。しかし、とりたてて欲しいと思えるものはなかった。以前はSuicaカードがあったらしいが、人気商品のため規定数量に達し、提供は終了したという。仕方なく、PASMOとの交換を選ぶことにした。
 ポイントを環境保全の団体や活動に寄付する選択肢もある。寄付を受け付ける先として、たくさんの団体や組織が名を連ねていた。市民グループや特定非営利活動法人、財団法人が多い。液晶テレビに替えることで省エネに寄与できるなら、ポイントを寄付することもないと思い見送った。また、しょせんWebページ上でのやり取りなので、環境保全活動に協力する実感も乏しい。しかし、少々後ろめたい気になったことも確かだ。次回対象製品を購入した際は、いくらかの寄付を考えよう。
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