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万年筆 [生活]

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 万年筆を10本ほど持っている。そのほとんどが安い価格帯の製品。少々高めのものは3本ほど。といっても1万円台だ。自宅で書きものをするときに使っているのは、以前はウォーターマンの「メトロポリタン」かラミー「サファリ」で、今はウォーターマンの2,500円ほどのボディーが半透明の製品(名称を失念)だ。サファリは赤や白など4本ほどあり、長い付き合い。このほか、ペリカンの「トラディショナルM250」、パイロットの「カスタム98」も所有している。
 これらの品ぞろえを万年筆好きの人が見たら、ずいぶん煮え切らないラインアップだと思うだろう。確かにそうなのだ。ほとんど「安物買いの〜」に近い。私には、ペリカンの「スーベレーン400」あたりを買う勇気がなく、以前、神田の金ペン堂まで見に行きながら結局買わずに帰った経験がある。
 安い万年筆はペン先がそれなりの材質なので弾力性がなく、書き味がよくない。やはり、最低でも2万円程度の製品を使うべきなのだろう。ではなぜ、いい万年筆を買わないのかというと、理由は簡単。私は字がヘタだからだ。高級なペンで書くほど、字に品格がない。数万円のペンで書いた自分の文字からのフィードバック、見返りは小さいだろうと予想する。だから、線幅が広いペリカンの子供用万年筆「ペリカーノ・ジュニア」(1,500円)なんかを使ったりするのだ(これはこれで、けっこう味のある字が書ける)。それらと、ペリカンの4001などのブルーブラックのインクを使うことで、物欲ならぬ「万年筆欲」を満たしている。
 万年筆を使うと、ボールペンよりはましな字が書ける。字を書く楽しみを味わえ、書く時間が増える。いまのところ万年筆を使うのは、主に日記を書くときだ。会社では、たまに書類に記入する際に使う。こうしてあらためて「コレクション」を並べてみると、字のうまいヘタは別にして、そろそろ「決め」の1本を買った方がいいのかもしれない。ただし、安物買いを打ち止めにしてしまうのはまだ惜しい。

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