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ネズミ騒動 [生活]

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 2月初旬ごろだったか、夜中に天井裏からネズミらしき動物の走る音や鳴き声が聞こえた。それが2、3日おきに続いたので、駆除業者を呼んでみてもらうことにした。業者は風呂場の点検口から天井裏を確認し、糞があり確かにネズミがいる痕跡があるという。「天井裏で活動するのはクマネズミ。走り回るのは、たぶん違うグループ同士が天井裏で縄張り争いをしているからでしょう」と業者。クマネズミは賢く、毒エサやネズミ取りにはまずひっかからず、2〜3カ月の長期戦になるとのこと。ネズミが嫌うハーブの成分でできているという液体をハンドスプレーで天井裏に噴霧して(そんなもので退治できるのか? という大いなる疑問を残し)、その日の作業は終了した。
 それからもちょくちょくネズミの動く音が天井や壁から聞こえ、そのたびに業者を呼んでコンセントパネルや壁に開けた穴から例のスプレーを吹き付ける処置をしてもらう。シンク下の排水パイプの周囲には、侵入を防ぐための金網を張り、台所の天井には新たにハーブ噴霧用の点検口を設置した。同時にアパートの外壁などを調べたところ、ネズミが侵入できそうなすき間が5カ所ほどあるという。侵入を防ぐ処置をしたというが、壁や天井裏からの音はその後もときどき聞こえていた。業者によれば、近所の食品加工所が取り壊され、そこに住みついていたネズミが周囲の住居に拡散したのだろうとのこと。近くの大家の家も被害を受けていた。
 そのうちにある日、台所のシンクのゴミが少し荒らされた。シンクと壁のすき間から出てきて、残飯を食ったらしい。すき間をアルミ製のテープでふさいだが、翌朝見ると、きれいに直径3cmほどの穴が開けられていた。再度テープでふさいだものの、その繰り返しが続いたため、板金業者に頼んで金属プレートで完全にフタをする。
 さらに次は、玄関の配電盤から侵入してきた。このときは、家族皆で子ネズミの姿(といっても尻尾のみ)を目撃。たかが数センチの小動物に戦慄を覚える都市生活者。ここも早速、すき間を金網でふさいでもらう。そうこうしているうちに、物音は聞こえなくなった。業者が言ったとおりおよそ2カ月。ちょっとたよりなげなハーブスプレーと侵入路を絶つ作戦で駆除はいちおう成功した。それにしても、このアパートを去ったネズミたちは次はどこへ向かったのだろう? 業者とネズミの関係は持ちつ持たれつのように思える。
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