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ピアノ発表会 [音楽]

 息子が通うピアノ教室の発表会で録音を担当した。数日前から機材を準備し、録音計画を立てる。グランドピアノの録音は初めてだったので、マイクの位置やレベル調整をどうするかがポイントだと思いながら現場に臨む。使用したレコーダーは、コンデンサーマイク付きのZOOM社の「H4」。
 セッティングしてリハーサルで試し録りをすると、最大レベルが-6dB程度であるにも関わらず、ときどき中低低域の和音で歪みが出る。やはりグランドピアノのエネルギー量は大きいなどと思いながら、位置とレベルを調整した。リハーサルの時間は短い。あれこれ試したが結局歪みは取れず、レベルは通常90〜100のところを78に抑え、ピアノから少し離れ、上蓋より上方を狙うことにした。当然、モニタリングしながらの録音は無理なので、レコーダーを録音状態にしてその場を離れる。
 演奏者は6歳児から高校生まで。ほとんどの生徒が初舞台。皆、始めて間もないのにけっこう弾きこなしている。先生の指導がいいのだろう。最近のピアノ教室には珍しく、生徒16人中に男子が6人もいた。息子は同じところを間違えて何度も弾き直し、いつ終わるかと関係者をハラハラさせた。
 帰宅して録音を聴くと、司会の声が意外に大きく入っている。この時点で、マイク感度が高かったのではないかということに気がつく。H4のマイクゲインはL・M・Hの3段階。今日はそのうちのH(High)で設定したのだが、たぶんこれでは高かったのだろう。Mに設定してピアノに近づけ、レベルを90〜100で調整すれば歪まなかったかもしれない。録音や撮影時のミスの原因は、たいていごく初歩的なことだったりする。やはりまだまだ経験不足だ。それにしても、テクニックの有無は抜きにして、子供の演奏というのは愛らしく楽しい。

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