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赤い毛糸 [ART]

 ギャラリー由芽で本多真理子展を見る。たくさんの赤い毛糸がギャラリーの白い壁面から縦横に伸び、30kgの重りを床から数センチ浮かせていた。重りは立方体。正面の壁には重りの拓本を貼っている。拓本の色は対照的な青。毛糸は束ねられ、太い針金でできた鹿のオブジェにつながっている。この鹿が毛糸を引いて重りをつり上げているように見える。鹿の体内には皮の鞄が収められ、その中に何が入っているかは不明。赤い毛糸はCGのワイヤフレームのように直線に伸び、一方で毛糸が星のようにも見え、鹿を介在した神話的な作品に思える。ふと、ヨゼフ・ボイスのフェルトを思い出す。作家本人と話をした。毛糸を使ったインスタレーションを野外でも行っている。海外での作品展示の実績もある人だった。
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