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蚊 [制作]

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 この時期に戸外で制作している際、いちばん困るのが蚊だ。彼らが飛び回ると気が散って、ときに筆があらぬ場所に着地してしまう。パレットを持つ手や首の周りにふわふわとまとわりつく縞模様。もっとも、蚊は5月ごろからすでに現れ始め、木立の日陰などに立っているとすぐにやって来る。今日は日差しが照りつける場所にいたにもかかわらず、ずいぶん刺された。虫よけスプレーを手や首などにこすりつけたが、効果はない。耐性でももったのだろうか? 制作を終え、刺されて赤くなった個所を水飲み場で冷やした。
 子供の頃はかゆさに耐えられず、ひっかいてよけいひどくなったものだが、大人になるとがまんできるようになる。すると、はれが引けば跡はなにも残らない。ハチに2度刺されるとショックが大きいといわれるが、蚊はそのへんを心得ている。
 夕方、息子を連れて「まつや」に行き、蕎麦を食べた。蚊に刺された話をすると、「蚊が生きている意味ってあるの?」と息子が訊く。どんな生き物でも生きる意味はあるよ、と答えた。ずいぶん立派な回答だが、昼間の状況ではとてもそのように思うゆとりはない。見つけたらたたく。次回は、腰に蚊取り線香でもぶら下げようか。

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