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白熱電球存続論 [生活]

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 長寿命で省エネルギーなのだという。今はまだ製造コストは高いが、そのうち価格は下がり、普及が進む見込み。経済産業省は、白熱電球の生産を2012年までに廃止するようメーカーに要請しているとのこと。LEDが将来の照明器具の主流になるという話。私はLEDを室内照明に利用することに違和感がある。蛍光灯でさえ、あの冷たい光がいやで、電球色タイプでかろうじてがまんしているというのに。LEDはそれに輪をかけて、味気ない光を放つ。メーカーはそろばんを弾いていることだろう。だまっていても日本国中で商品が売れるようになる。白熱電球の生産などは早晩止めるに違いない。
 根拠はないが、白熱電球の光は炎に近い。自然に近い柔らかい「灯り」であり、人の生活空間を照らすのに適している。これに対してLEDは、半導体が発光しているだけだ。では、フィラメント(タングステン)と半導体の違いは何なのだ? と聞かれても、波長がどうしたということはわからず、どだい感覚的なことであって理屈では答えられない(とはいえ、エジソンはフィラメントとして竹を用いていた)。LED照明の光も疑似的に暖色系の色に変えられることは知っている。しかし、それは木目を印刷した塩ビシートと同じだ。家電機器のランプや懐中電灯、信号機などに利用されるのはかまわないが、それが室内の照明にまで使われるのはどうなのだろう。人生のおよそ半分の時間にわたり、生活を照らす光源。それは白熱電球が担えば十分だ。すべてLEDで賄う必要はない。
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