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auの携帯 [ハードウェア]

 深澤直人がデザインしたINFOBARにひかれて、auと契約したのはすでに6年ほど前になる。以来ずっと同機の「NISHIKIGOI」を使ってきた。さすがに6年も使っているとバッテリーがへたり、長時間はもたない。ちなみに、バッテリーは2個所有している。機種替えをしたいと思ってここ2、3年同社の新製品を見ているが、気に入ったものがない。デザインは一見よさそうだが、実機を手に取ってみると、使いにくい。どれもいまひとつなのだ。開きにくさ(深澤直人デザインの「PRISMOID」)やボタンの押しにくさ、画面の位置、重心の偏りが気になる。auはうわべのデザインを作るよりも、もっと基本的なインターフェースを押さえたほうがいい。若手デザイナーを起用したりしているが、皆基本をないがしろにしているように思える。できるなら、INFOBARに立ち返ってほしいものだ。再発売でもいい。
 デザイナーズもの以外の通常シリーズにおいても、同じメーカーでありながら、他のキャリア(NTTドコモやソフトバンクモバイル)の製品のほうがよく見える。これだけ待っていい製品が出てこないとなると、あきらめて適当なものを選ぶか、という気になってくる。いや、それならばいっそのことソフトバンクモバイルの「iPhone」に変えてしまおうかとも思う。携帯としての操作性は疑問だが、使えるアプリが多く、なんだか便利そうだ。auの利用者でそう思っている人はけっこう少なくないだろう。実際に私の周囲にもiPhoneに乗り換えたauユーザーが数人いる。どうする、au。
タグ:携帯電話 au
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トヨタとパソコン [ハードウェア]

 トヨタが批判にさらされている。アクセルペダルやブレーキシステムの不具合における同社の対応がまずかったのは確かだろう。会社の内部が複雑化して基本理念を見失い、政治の世界と同じように外が見えず、内部調整に労を費やす体質に変わってしまったのかもしれない。運行時刻が世界一正確だといわれたJRでさえ、いまではひんぱんに信号機故障だの、送電線トラブルだのを起こして乗客に迷惑をかけている。「リコール」を届けなくてはならないのは、トヨタだけではないはずだ。
 ハイブリッド車「プリウス」に限っていえば、ブレーキシステムの制御プログラムに問題があったという。リコールを届け出て、今回はそのプログラムを修正する対処らしい。原因はいうなればコンピューター制御のミスだ。いまの時代、さまざまな製品に大小のコンピューター制御装置が組み込まれている。周知のとおり、コンピューターというのは便利な半面、やっかいな代物でもある。
 パソコンを使っていると、1カ月にいっぺんほど、OSのアップデートを促される。インターネット経由でアップデーターというプログラムが送られてきて、パソコンのOSという基本プログラムに修正を加えるのだ。アップデートの内容はさまざまだろう。新しい機能の追加や新規格への対応、セキュリティー対策など。そしてその中には、不具合の修正も含まれている。
 クルマの場合は、プログラムといえども人命に直結することなので早急な対応が望まれ、世間の目も厳しい。0.06秒の制動遅れも許されない。しかし、かたやプログラムのかたまりともいえるパソコンにおいては、その不具合に関する問題が取り上げられることはまずない。一般ユーザーにとって、パソコンの内部はハード、ソフトともにブラックボックスだ。所有するパソコンの不調が自分の操作のせいなのか、パソコン側本来の問題なのかがまるで分からない。Windowsマシンは通常、使い込むほどに原因不明の待ち時間が発生する。
 わが家のノートパソコン「MacBook」は使用中にときおり勝手に再起動し、オーナーの妻は閉口している。この問題をアップル社のサポートセンターに問い合わせ、教えられたいくつかの対処法を試みたが効果はなかった。私は電源管理ユニット(制御プログラムを含む装置)に原因があるとにらんでいる。パソコンを長年使っていると、ときとしてこういった不具合に遭遇し途方に暮れることがある。バッテリーからの発火などとは異なり、プログラム上の問題に関してアップル社やマイクロソフト社は、ほとんどの場合ユーザーに告知しない。「アップデート」で密かに改修している可能性がある。新製品のアップデートの頻度が高いのはそのせいではないだろうか。困るのは、アップデートを実行してもなんら解決しない不具合だ。
 現在パソコンは、非常に多くの人が使う道具になった。その割に、問題の発生率はかなり高い。つねづね、この不具合に関して世間はもっと厳しくてとらえてもいいのではないかと思っている。その点で今回やり玉にあげられたプリウスにおけるプログラム問題は、少々気の毒な気もするのだ。

iPad [ハードウェア]

 先日、アップル社が新製品「iPad」を発表した。3月に発売する予定だという。液晶パネル状のiPadは要するに、大きくなったiPhoneだ。大きくなれば、必然的にノートパソコンに近づく。通話機能はないが無線通信機能を備え、Web、メール、写真、アプリケーション、外付けキーボードなどが利用できる点では、ノートパソコンと同等だ。しかし、それでは大して存在価値がないようにも思える。ポイントは、同機のボディが板状であることだろう。これにより、最近注目を集めている「電子書籍」のリーダーとして利用できる。電子書籍リーダーとしてはすでにAmazonが「キンドル」を販売しているが、iPadはその対抗馬になると予想され、iPodとiTunesによる音楽配信で成功した手法が電子出版にも適用できるのではないかと期待されている。
 話は飛ぶが、私はここ数年ほとんど雑誌を買っていない。購入したのはたぶん5冊以下だろう。興味があるものごとについての情報を得たいとき、まっ先に向かうのはパソコンであり、つまるところWebだ。雑誌記事程度の知識であれば、Webで事足りると感じている(好奇心がしぼんでいることも大きな要因だが)。深く掘り下げて知りたいことがあったときや、自分にとって大切な分野の場合は、雑誌ではなく書籍を買う。また、大手書店に行って買うのはめっきり減り、もっぱらAmazonに注文する。近ごろは、書店で目的の本を探すのが面倒くさくなった。急がないときは、近所の知り合いの書店に頼む。
 雑誌記事程度と書いたが、雑誌でも面白い話や実用的な情報はいまだあるだろう。しかし読み終わると、すぐに資源ゴミに変わるのが雑誌のいただけない点だ。いまどき、保存しておきたいと思わせる雑誌は少ない。同時に、我が家に雑誌を保管しておくスペースはすでになく、定期的な購読はもはや無理。手軽さが雑誌の長所であり、短所でもある。現在は、その長所が重宝がられる時代ではなくなった。
 さてこの先、電子書籍リーダーで電子雑誌や電子書籍を購入して読むだろうかと考える。たとえば雑誌や新聞が電子ブック形式になれば、たしかに無駄な古紙を生まなくて済む。興味本位で2、3冊は読んでみたい気がするのは確かだ(電子書籍の単位は「個」か?)。'90年代、マルチメディアと称して、百科事典や図鑑、文学作品などさまざまなコンテンツがCD-ROMで発売された。しかしいずれも普及せず、私も天文図鑑など2、3枚しか利用しなかった覚えがある。
 販売部数の下降が止まらない雑誌。それを電子化して配信する構想を練っている編集部もすでにあるだろう。また書籍も同様に、これまでのコンテンツをデジタル化して販売できる。しかしながら、電子書籍独自の特徴がなければ、人々の関心を引くことは難しい。携帯電話はそのサイズと手軽さが万人に受け入れられた。
 電子書籍リーダーの構想は10年ほど前からあり、無料の文学作品ライブラリー「青空文庫」やデジタルマンガなどの試みがすでに行われてきた。いまだ盛り上がらないこの分野に、アップル社が音楽配信のノウハウを基に参入するのは確実といえる。すでに思いもかけない秘策を考え出し、根回しをしているかもしれない。それが成功したとき、取次や書店にとっては逆風となるだろう。とはいえ、電子書籍配信は音楽配信のときほど容易には行かないと思うのだ。世界中の人々が等しく聴ける音楽と異なり、本には言語の壁がある。また、国内では取次などが存在し解決すべき課題は多い。
 一方、出版社にとって電子書籍配信はひとつのチャンスではある。機能不全を起こしている取次や再販制度を飛び越えて、ダイレクトに読者に商品を届けることができるからだ。場合によっては、気に入った作品を読者が注文し、オンデマンド印刷で実際の本として販売するといったことも行われる可能性がある。このほか、新聞社はついにデジタル新聞の有料化が実現する日が来ると見込んでいるかもしれない。
 読者にとっても利点はある。出版社側がサンプルデータを用意すれば、「立ち読み」ができる。「古紙」の処分を行わずに済む。本の検索がいまよりも容易になる。部屋のスペースを取らない。流通を通さないぶん、本の値段が下がる。
 徒然に書いたが、電子書籍のよしあしをいろいろ考えるほど、紙の本が大切に思えてくる。デジタルデータにはじき飛ばされるほど、本は弱いものではない。その本のよさや強さを、取次や再販制度、あるいは出版業界全体が生かしきれていない気がするのだ。アップル社は、そこを突いてくるだろう。iPadはその先兵だ。
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エコポイント対象製品 [ハードウェア]

 家族用に、26インチの液晶テレビを購入した。同機と入れ替えに、それまで10年ほど使っていたブラウン管テレビは、配送業者に「家電リサイクル対象品」として引き取ってもらう(引き取り料金5,775円)。実はブラウン管テレビはまだ使えたのだが、ケーブルテレビ経由で地上デジタルが見られるようになったのを機に、買い換えを実行した。
 液晶テレビの価格は5万1,192円(2年前に購入した同サイズの製品のおよそ半額)。Amazonで買い、購入後に製品紹介のページをあらためて見ると、【エコポイント対象製品】と記載されていた。エコポイント対象製品が何なのかよくわからなかったため、この表記に関する説明ページを開いて読む。それによれば、対象製品を購入した場合「さまざまな商品、サービスと交換可能なポイント(エコポイント)が付与される」と書いてある。さらにそこから環境省・経済産業省・総務省による「グリーン家電普及促進事業」のWebページに飛び、液晶テレビの型番や製造番号、「家電リサイクル排出者控え」の番号などを入力すると、購入商品のエコポイント1万2,000点、リサイクルのエコポイント3,000点=合計1万5,000点、と算出された。引き取り料金込みで5万6,967円の場合でも、1万5,000円相当のポイントが受け取れるらしい。申請先はグリーン家電エコポイント事務局。
 要するにそれは「エコ」に協力した報酬であり、ハイブリッドカーを購入した際のエコカー補助金や減税のようなものだ。グリーン家電普及促進事業のWebページにはエコポイント制度の目的として、「地球温暖化対策、経済の活性化及び地上デジタル対応テレビの普及を図るため」と記載されている。地上デジタルへの切り替えを促進させたい思惑もかなり絡んでいるようだ。霞ヶ関の面々はこんなところで気前のいい施策を行っていた。ちなみに、46インチ以上の液晶テレビにはエコポイント3万6,000ポイントがつく。そんな大型テレビが「エコ」なのかははなはだ疑問だが。
 それにしても、店頭で説明を受けた場合を別にして、エコポイント対象製品を知らない人は多いのではなかろうか。購入した液晶テレビには、エコポイント対象製品という表示も、申し込みに関する説明書も付いていなかった。
 書類による申請を行えば、ポイント相当の商品などが受け取れる。ポイントの交換商品やサービスは、食料品から商品券、インクカートリッジ、充電池、地デジアンテナ工事までさまざま。しかし、とりたてて欲しいと思えるものはなかった。以前はSuicaカードがあったらしいが、人気商品のため規定数量に達し、提供は終了したという。仕方なく、PASMOとの交換を選ぶことにした。
 ポイントを環境保全の団体や活動に寄付する選択肢もある。寄付を受け付ける先として、たくさんの団体や組織が名を連ねていた。市民グループや特定非営利活動法人、財団法人が多い。液晶テレビに替えることで省エネに寄与できるなら、ポイントを寄付することもないと思い見送った。また、しょせんWebページ上でのやり取りなので、環境保全活動に協力する実感も乏しい。しかし、少々後ろめたい気になったことも確かだ。次回対象製品を購入した際は、いくらかの寄付を考えよう。
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メーカー保証期間5年 [ハードウェア]

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 東芝のハードディスクDVDレコーダーが故障したので修理した。東芝テクノネットワークのサービスマンが来て松下製DVD-RAMドライブを交換し、修理費は合計2万5,620円(税込み)。内訳はDVD-RAMドライブ代が1万4,700円、技術料が7,500円、出張費が2,200円。これを高いとみるか、安いとみるか。私はまずはドライブ代が高いと思う。DVD-RAMのベアドライブなど、いまどき5,000円前後で入手できる。修理なのだから、ここに1万円以上の上代設定をするのはいかがなものか。また、筐体を開けてドライブを交換するくらいの作業(10分程度)で7,500円というのも安くはない。
 7万円ほどで購入した製品の修理代が2万5,000円となると、修理するのをやめて新品を買う方を選ぶ人もいるだろう。そうなると今後、ハードディスクDVDレコーダーの廃棄物が増えることになる。修理代はもっと安くならないのだろうか。ちなみに以前、DATデッキの修理見積もりを取ったところ、ソニーが提示してきた費用は5万円を超えていて、唖然としたことがある。
 話は少々変わるが、ハードディスクDVDレコーダー製品の保証期間について考えてみたい。もともと、DVDドライブやハードディスクなどの「回転もの」は耐久性がない。あまり知られていないが、これは事実だ。私は過去、今回の機種のほかに、所有する2台のレコーダーのDVDドライブも故障で交換した(うち1台はすでに再度壊れている)。DVDドライブのユニットは堅牢な構造になっていないため、これまでの経験上、メディアを認識しなくなったり、ディスクを排出しないなどの故障が多く、従来の家電製品に比べると相当脆弱である(ドライブの脆弱さを承知で販売するメーカー側の姿勢もどうかと思うが)。それを考えると、メーカーが設定する保証期間1年というのは短すぎる。「壊れたら捨てる」という単純で無責任な時代は終わった。無駄な廃棄物をつくらない意味で、メーカーは保証期間をもっと長く設けるべきだろう。本体価格に5,000円上乗せして、保証期間5年。この程度の企業姿勢が必要な時期にきているのではないだろうか。
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HD DVD [ハードウェア]

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 東芝が2007年末に発売したHD DVDレコーダー「RD-A301」をいまも使っている。AVに詳しい人ならば、私のこの物好きさ加減を笑うかもしれない。なぜかといえば、この製品は発売後3カ月ほどで店頭から消えてしまったからだ。いわゆる「規格競争」でBlu-ray陣営に敗れ、“ハイビジョンをDVDディスクに録画”市場から撤退したのだ。
 RD-A301はもちろん、Blu-ray同様ハイビジョン番組をディスクに保存できる。それはそれで現在のところいいのだが、将来性はない。なにしろ、撤退である。後続製品がない一代限りの状況だ。壊れてもメーカー修理があるうちはいいが、修理受付が終了したら、それで終わりということになる。せっせとHD DVDディスクのライブラリーを作っても、しょうがないのだ。
 2007年当時はあれほど早く「規格競争」の決着がつくとは思わなかった。それに、以前からRD-XD91などの東芝製DVDレコーダーを使っていた手前、録画してあったハイビジョン番組をRD-A301に移動してHD DVDで保存するという計画もあった。余談だが、HD DVDメディアは東芝のWebサイトでいまも細々と販売されている。1枚のメディアにハイビジョン番組が80分ほどしか入らない点では、確かにBlu-rayに負けていた。
 もっとも私は昔から、敗者側の製品を買う運のなさを身につけている。ビデオついでに言えば、高校生のころからベータマックス(ソニーの「SL」シリーズ)を使っていた。デッキはいまも1台ある。すでに忘れ去られた規格「DAT」のデッキも使っていたし、数年前はソニーのHi-MDのレコーダーも購入した。こうして振り返ると、ソニー製品が多い。HD DVDがソニー陣営のBlu-rayに敗れたのは、なんとも複雑な気分だ。ちなみに我が家のRD-A301は、SL-HF91Dの下に置いてある。
 規格や方式というものは、とにかくユーザーを振り回すものらしい。例えば、VHSで買った名作映画を、「永久保存版」などといわれてレーザーディスクで買い直し、ほっとしたのもつかの間、今度はリマスター版がDVDで再販された、などという具合だ。さらにBlu-rayの高解像度版が出た日には、いい加減にしろといいたくなるだろう。この場合、コンテンツ所有者とメーカーはグルだ。とりあえず、「売れればいい」のだ。
 では、Blu-ray版を買えば安心かといえばそうでもない。この先、インターネットの通信速度はさらに上がり、名画や昔の番組やライブやらが、有料ストリーミング放送でいつでも(オンデマンド)見られる時代が来るだろう。「NHKオンデマンド」はそのはしりだ。電話局の施設内にたくさんのサーバーを設置しているNTTなどもそのへんを昔から狙っている。
 利用者は、とにかく便利に高画質のコンテンツを見られればいいわけだが、この先も「規格」という用語にはくれぐれも用心してほしい。類語に「フォーマット」というものがあるが、これも開発者が編み出す口上の一つだ。
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デジタルカメラ [ハードウェア]

 最新のデジタル一眼レフカメラを購入した友人が、「これはもはやロボットだね」と言った。シャッターを切るだけで、ユーザーの代わりにさまざまな条件に対応し、きれいな画像を確実に生成(もはや「撮影」ではない)する現代のカメラの能力をそう評したのだ。なるほどうまいことをいう。なるべく手間をかけず、だれでもが被写体をきれいに写せるようにと、各メーカーはしのぎを削っている。その結果が、カメラのロボット化なのだろう。高精度のオートフォーカスや条件に応じた適正露出、手ぶれ補正は当然で、画像処理(絵づくり)と動画撮影機能を備え、ついには笑顔まで認識する。
 考えてみれば、ロボット化はカメラに限らない。一部の電化製品やクルマのカーナビなどはしゃべり、人を誘導する。便利という名目の擬人化だ。日本人がものづくりで目指しているのは、結局のところ江戸時代に存在したからくり人形のような道具あるいは世界の擬人化なのではないだろうか。鉄腕アトムやマグマ大使、ガンダムから続き、アイボ、アシモに至るイメージの源泉もそこにあるのかもしれない。さらには、自らもロボット(義体)化するイメージはアニメ「攻殻機動隊」の示すとおり。ロボットであるからには、進む先は脳の延長と能力の拡大。ロボットを通して世界を認識する。カメラの進化は止まらない。ブレードランナーの世界ももうすぐか?
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iPod nano [ハードウェア]

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 iPodを買い換えた。選んだのは「iPod nano 8GB」というモデル。シルバーのボディーに黒いホイールは、なんとなくBang&Olufsen製品を彷彿させる。ちょっとしゃくだが、予想以上にデザインがいい。というのも、私は実はAppleという会社があまり好きになれないからだ。それはiMacの発売騒ぎのころからだろうか。パソコンやデジタル機器を、いかに人々の生活に入り込ませるかに腐心しているメーカーである。「そう簡単には乗せられないぞ」と腹の底で思っていたりする。その理由は後日あらためて書いてみたい。
 Appleのポータブル音楽プレーヤーはいろいろな面で確かに優れている。液晶画面の使い方がうまい。階層構造が把握しやすいのだ(日本の製品はたいていこの階層構造の見せ方が下手だ)。また、パソコンとつないだあとの操作手順もつかみやすく、勘のいい人ならさほど迷わずに使えるようになる。これは、iTunesという音楽ソフトによるところが大きい。
 ハードディスクを使った音楽プレーヤー(nanoはフラッシュメモリー)、それをサポートするパソコン側のソフトウェア、さらには音楽のダウンロード販売。ポータブル音楽プレーヤーの先駆者ソニーはこの3点で大きく出遅れた。私は以前、ソニーのMD、Hi-MDを使い続けたが、Hi-MDの使いにくさに閉口して持ち歩くのをやめた経験がある。録再機であるとはいえ、機能が多く、マニュアルをひととおり読まないと使いこなせないからだ。本体とリモコンの使い分けもわかりにくかった。iPodには冊子のマニュアルは付属せず、解説書いらずのシンプルな使い勝手を実現している。本体に余計なボタン類がなく、リモコンなどは基本的に装備しない。よく考えて作られていることは、ちょっと使ってみればわかる(とはいえ、シンプルすぎて困惑する点がなきにしもあらず)。いまでは、ソニーのプレーヤーも扱いやすくなったかもしれないが、たぶん付属マニュアルは従来と変わらないのではないだろうか。iPodやMacでAppleが実践しているのは、何を足すかではなく、何を引くかということだ。
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パソコンの話 [ハードウェア]

 先日、自宅で使っているノートパソコンのハードディスクが故障し、復旧するまでに相当苦労した。これまでの経験上、ハードディスクは5〜6年が「消費期限」だと考えている。その5年目に入ったころだったので、バックアップをまめにしておくべきだった。それを怠ったため、結局復元までに5日ほどの時間を費やすことになってしまった。
 いま広く使われているパソコンというマシンは、実は意外にもろい道具だ。毎分数千回転で回っている円盤に膨大なデータを記録し、それを微細なヘッドで読み出して使っている。使用頻度にもよるが、毎日数時間使っているようなら、外付けハードディスクなどへのバックアップはやはり定期的に行うべきだろう。ある日突然動作が極端に遅くなったり、フリーズしたりといった症状が現れた場合、それを見逃さずすぐに故障に備える必要がある。
 パソコンはこの30年でどれほど発達してきたといえるのだろう。実のところ、CPUやグラフィックの処理速度が上がったほかは、メインメモリーや記憶装置の容量が増えたにすぎず、広く使われている割にさほど進化していないように思う。ハードディスクドライブ内部の機構は基本的に20年前とさほど変わらず、OSはハードディスクの故障時にデータを保全する機能などは備えていない。もっぱら、外付けハードディスクへの定期的なバックアップを推奨する。われわれは、脆弱なものに大事なデータを記録している、という認識をもつべきだ。今後は、機械的な駆動機構がない半導体を使ったシリコンディスクを搭載することで信頼性を高める方向に向かうことを期待したい。
 ちなみに、私の故障したハードディスクのデータは、「DataRescue II」(Mac用)というデータ復旧ソフトで大部分を救うことができた(ただし、外付けのハードディスクが別途必要)。ソフトウェアあなどれずと思うのだが、そのようなデータ救出機能は最初からOSに組み込まれて然るべきではないだろうか。
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