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引越し業者 [生活]

 12年ぶりに引越しをした。同じ町内での移転。アパートからアパートへ。引越しの理由はいろいろあるが、道路の拡張工事とそれにともなう取り壊しによる騒音と振動、ときどきやって来る暴走族の爆音から避難するため。また2階建ての2階のうえ、安普請の陸屋根からくる夏の暑さも度を超していた。
 引越し作業は業者に依頼した。3社から見積もりをとり、どこも悪くはなかったが、アート引越センターに決める。引越し後の家具移動などの無料オプションが充実していた。この町内では同社の車両をよく見かけ、勝手なイメージだが、少数精鋭で対応がよさそうな気もした。当日は30代後半のリーダーと20代、10代の計3名が2.5トントラックでやって来た。ずいぶんと若い作業員たちで意外だったが、引越しで肝心なのは体力と迅速さなので、若いほうがいいだろうくらいに思う。朝8時にスタートし、こちらは遅くまで梱包をしてもまだ手を付けていないところがあり、そこは業者が率先して梱包してくれた。
 作業員は慣れた段取りでどんどん荷物を運んでいく。不明なものはこちらに確認をとりながらトラックに積む。こちらの気が回らない物はそれなりに。彼らはなにから運ぶか、どう運ぶかを的確に判断していた。家具を包み、パソコンなどを入れるケースの用意も滞りない。移転先の家具レイアウト図を渡したが、それを正確に読み取り、ある程度の使い勝手も考えながら家具や荷物を配置していく。指示をするリーダーはてきぱきとしていた。
 作業が終わって感じたのは、気配りと整然とした仕事の進め方。料金は決して安くはないが、こちらの未整理なところをフォローし、それなりに区分けして運んでくれた。このサービスのクオリティはもしかしたら日本ならではのものかもしれない。他国の引越し事情は知らないが、ここまできちんとした作業を行う輸送サービスは提供されていないように思う。日本の引越し業は世界に打って出ても十分通用するだろう。たしか、ヤマト運輸は宅配業で中国に進出したはずだ。米国の知人によれば、かの国では日本人のラーメン職人による店は人気上々とのことだった。宅配や食べ物も可能性は大きいが、日本ならではの引越しサービスを「HIKKOSHI」として輸出してみるのもいいかもしれない。
タグ:引越し
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