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iPadの不調 [ハードウェア]

 1カ月ほど前から、iPadが自宅の無線LANにつながりにくくなった。接続したり、切れたりを繰り返す。最初の2カ月ほどは問題なかったのだが、ある日から突然Wi-Fiルーターを認識しない状態が増えた。鳴り物入りで登場した製品の割にはなんとも情けない話。Wi-Fiにつながらなければ利用価値は半分もないのがiPadというデバイスだ。デザインもよく、電子書籍リーダーにもなる革新的なタブレットPCなのだ、と言われようが、不具合があっては元も子もない。
 アップル社の製品に限ったことではないが、デジタル機器というのは脆弱である。ソフトとハードの混合体であるせいか、どこか不安定なものをはらんでいる。設計から販売までの期間がどれくらいなのかは知らないが、見切り発車で出荷している気がしてならない。そういう点で、新製品に飛びつくのはリスクを伴う。私は仕事の関係で発売後すぐにiPadを買ったのだが、そうでなければもう少し様子見をしてから購入を考えた。
 Webを検索すると、iPadのWi-Fi接続不具合の報告はけっこう多い。アップル社のサポートセンターに電話すると、Wi-Fi接続の不具合は初めて聞いたというような受け答え。そのくらいの情報共有もなされていないのが、同社のサポートセンターだ。紋切り型の対応のうえ、90日間の電話無償サポート期間が切れたので、電話対応は有償になりますと若い女性があたりまえのように言う。AppleCare(有料サポート)に加入すれば云々などと言うので、引き取りで修理させることにした。もちろん保証期間内だ。
 デジタルだとか画期的だとか言っても、所詮はこの程度の脆弱な技術力の上に成り立っている。いつまでたっても開発途上なのがパソコンの長所であり、短所でもある。もちろん、問題がなければ利便性は高い。私は25年ほど前からパソコンを使っているが、この道具に対する認識は基本的に変わらない。ただし融通のきかなさは、年々強くなっている印象はある。以前は、市場にユーティリティーソフトなどが充実して流通していたが、近年はそういったユーザーによる不具合対処法の道も途絶えた。おかしくなったら、メーカーに頼るしか方法がない。まだSFアニメの世界にとどまっているが、自己修復機能や冗長性のあるマシンが出るのはいつのことだろう。
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