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iPhone [ハードウェア]

 仕事の関係で必要になったのと、以前から興味をもっていたこともあって「iPhone 3GS」を購入(契約)した。発売当初は、購入者自らがアクティベーションという使用開始の登録作業を行う必要があった。現在はそれがなく、導入の手続きは容易になっている。とはいえ、ネットワーク機器につきもののIDやパスワードによる諸設定は相変わらず面倒くさい。しかも、登録項目によってIDやパスワードが複数あり、ケータイとは勝手が違う。
 数日使ってみて、このツールの便利さがようやく分かってきた。パソコンとほとんど同じことをしているにもかかわらず、だいぶ違った印象を受ける。それはやはりボディーサイズによるところが大きい。手のひらの上でさまざまなアプリケーションを動かす。これはiPodとも違う感じだ。パソコンと大きく異なる点は、指で操作するということ。画面のスクロールや文字入力、拡大・縮小などをすべて人差し指、場合によっては親指も使って行う。画面のインターフェースは、パソコンよりも簡略化されているので、初めのうちは少々とまどう。しかしそれも徐々に慣れてくる。アップルの作法に従えば、できることとできないことがなんとなくわかってくるのだ。私はここ10年ほどのアップルの作法があまり好きではないのだが、残念ながらこれ以上のものはほかに存在しない。指による操作もこなれてきている印象(ただし、反応しないことも多い)。動作も意外に速く、バッテリーの持ちもいい。
 使っていて、ときどき前にも後ろにもいけなくなることがあったり、「切り替え」はあっても「終了」がない点などは気になるが、総じてiPhoneのインターフェースのナビゲーションはうまくいっている。文字や画像のコピー&ペーストもできるようになった。勘のいい人ならすぐに使いこなせるようになるはずだ。ちなみに私は勘が鈍いので、バリバリに使いこなすというところまで至っていない。
 感心したのは、「マップ」というアプリケーション。GPSによる位置情報を基に、現在地から目的地までの経路を示したりする。これがなかなか細かく、階段を上るなどという案内までしてくれる。また、コンパス機能も備えているため方角もかなり正確で、地図が常に北を向く。方向音痴には強い味方になる。
 iPhoneに盛り込まれた多くのアイデア(具現化したイメージ)は、今後このほかのいろいろな機器に応用されていくのだろう。OS、ハード、インターフェース、ネット、アプリ、音楽、映像、ダウンロード販売……。米国のこのメーカーは、これらを固めて着実に新しい足場を構築中だ。悪く言えば、囲い込みを進めているといったところか。これをほかのメーカーが追いかけているが、その差はかなり開いているようにみえる。
タグ:iPhone
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