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東大病院 [仕事]

 東京大学医学部付属病院の外来受付で取材。病院の担当者との待ち合わせ時刻まで少々時間があったので、東大の構内を散策する。桜は三分咲き程度。その下にシートを敷き、向かい合って行儀よく鍋をつついている学生たちがいた。漱石のことなどを思いながら歩く。剣道場から威勢のいい声が聞こえる。敷地の中ほどは舗装されておらず、土と木々が残されていた。石造りの古そうな階段もある。弓道場から北側に下った方向に、木立に囲まれた三四郎池が見えた。そこまで下りてみたかったが、残念ながら時間ぎれ。趣のある外装の校舎を2、3枚撮影する。

 300席ほどの椅子がある外来の待合室では、縦笛のコンサートが開かれていた。担当者に会い、撮影して話を聞く。東大病院の外来には、1日平均4000人ほどの患者が来るという。多いときは5000人に達するらしい。この膨大な来院者に対応するため、待合に関していろいろと配慮している。大型ディスプレイを使って、待ち時間や薬の受け渡し番号などを表示し、再診の患者には呼び出し用ポケットベルの貸し出しも行っているとのこと。大病院につきものの、診察や支払いの待ち時間のストレスをなるべく軽減できるように環境を整えていた。院内にはドトールなどのコーヒーショップやローソンがあり、外部にもデッキスペースにテーブルと椅子が置かれ、テラスを提供。昔の大病院のイメージとは異なり、だいぶしゃれた雰囲気だ。無線LANも使え、充実した環境といえるだろう。とはいえ、初診の場合はだいぶ待たされることを覚悟しなければならないのは確かだ。将来は、携帯端末などを使った受付案内も行いたいという。

 外来診療棟前の道路から東の方角に建設中の東京スカイツリーが見える、と担当者が案内してくれた。夕暮れの空の彼方に、半分だけ出来たタワーの姿。完成した際には、東大の敷地からよく見えるようになるだろう。

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